「ピカンテリア」という名でも知られるアレキパのレストランでは、薪の温もりで香りを放つ風味豊かな地元の料理が堪能できます。この地方の名物の「ロコト」(トウガラシの一種)、チーズ入りサラダ「ソルテリート・デ・ケソ」、ホワイトスープ、豚肉の素揚げ「チチャロン・デ・セルド」、シチュー、そして有名な「アドボ・ドミニカル」(マリネした豚肉の煮込み)が訪れる人々を楽しませます。
デザートは?神々の食べ物!「白い街」アレキパに出かける機会に恵まれたなら、伝統的な「チチャ・デ・マイス」(トウモロコシの発酵酒)と、おいしいアニス酒「ナハル」を食後酒としてお忘れなく。もうそれで完璧です!
「白い街」の「ピカンテリア」と呼ばれるレストランは、農村部の暮らしと料理を結びつける、この地域の昔からの習慣を現代的に表現しています。香辛料の香りを強める、自然の熱源である薪で調理し続けている伝統的なレストランです。
代表的なアレキパ料理には、ひき肉、チーズ、卵、オリーブを「ロコト」(トウガラシ)に詰め、溶かしたスライスチーズで覆った「ロコト・レジェノ」があります。その他のアレキパの前菜には、ソラマメ、トウモロコシ、オリーブ、「ロコト」、刻みチーズを、レモンとハーブでマリネした「ソルテリート・デ・ケソ」や、ゆでたジャガイモの輪切り4、5枚に、牛乳、チーズ、ピーナツ、トウガラシ、タマネギ、ビスケット、エビの尾で作ったクリームがかかった「オコパ」があります。
すべての山岳都市同様、アレキパにも滋味豊かなスープがあります。有名なものには、子羊のロース、ジャガイモ、トウモロコシ、ヒヨコマメ、乾燥ジャガイモ「チューニョ」、スパイスでできた食べ応えあるヘルシーな「カルド・ブランコ」(ホワイトスープ)や、牛肉、豚肉、鶏肉、野菜、ハーブを煮込んだ「ソパ・プチェロ」、エビ、牛乳、チーズでできた「チュペ・デ・カマロネス」があります。
アレキパでは日曜日の朝に、豚のロース、トウガラシ、タマネギ、「チチャ・デ・ホラ」(トウモロコシの発酵酒)が材料のメインディッシュ「アドボ」(マリネした豚肉の煮込み)が食べられます。アレキパの住人は豚の素揚げと煮込み料理が大好物です。これらをもとに、豚肉、牛肉、子羊の肉、カモ肉を使ったスパイシーな料理が生まれます。また、カボチャを牛肉や子羊の肉と煮込んだ「ロクロ」や、こんがり焼いた牛の腹部の肉にユカのフライとオニオンソースを添えた「マラヤ・フリータ」もあります。
アレキパのデザートの種類は豊富で、小麦粉、卵、牛乳で作った「ブニュエロス・デ・ボリージャス」(ドーナツの一種)の糖蜜がけや、ココナツ,シナモン、牛乳、スパイスで作り、固まった後でそのままかハチミツを加えて食べる「ケソ・エラード」があります。また、チョコレートやタフィーも有名です。伝統的な飲み物には、トウモロコシの発酵酒「チチャ・デ・マイス」や「チチャ・デ・ホラ」、豚肉料理の後に食後酒として飲むアニス酒「ナハル」があります。
アクセス
空路:リマからアレキパ行きのフライトが毎日運航。
陸路:南パンアメリカンハイウエーでアレキパまで。